会社更生手続き中のエルピーダメモリは10月31日、同社管財人らが2012年8月21日に東京地方裁判所(東京地裁)に提出した更生計画案が、同裁判所による付議決定を受けたと発表した。

これにより東京地裁に提出された更生計画案と投票用紙が債権者に送られることとなり、債権者の書面投票により同計画案に対する同意、もしくは不同意の判断が行われることとなる。

書面投票の期限は2013年2月26日(東京地裁必着)。債権者には、同日までに送付された返信用封筒にて投票用紙を返送することが求められることとなる。

なお、更生計画案としては、同社管財人からのほか、一部の社債権者が作成した更生計画案も東京地裁に提出されていたが、こちらは同日付で、同計画案を決議に付さない旨を決定している。このため、同社の更生手続きについては、同社管財人らが提出した更生計画案のみが決議に付されることとなった。

同社では、今後も更生会社の事業再建を図るとともに、債権者に適切な弁済を実現するべく、一丸となって最大限の努力をしていくとしている。