大和ハウス工業と三井住友海上火災保険、および大和ハウスインシュアランスは10月31日、住宅業界初となる「iPad 2」を利用した住宅購入者向けの火災保険契約手続システムを共同開発したと発表した。
「iPad 2」を利用した住宅購入者向けの火災保険契約手続システム |
新システムでは、「iPad 2」を利用し、顧客への補償内容の説明や契約締結手続を画面上で完結させる。また、電子パンフレットなどの各種動画ツールも搭載しており、視覚に訴えるわかりやすいプレゼンテーションを実現する。
大和ハウス工業と三井住友海上火災保険は、クラウド・コンピューティングを介して火災保険契約に必要な情報を共有し、契約時の申込書作成を省略。さらに、入居する物件の状況に基づき、大和ハウス工業の営業担当者が顧客へ対面で申込み手続きの案内を行うことで、迅速で正確な手続きが可能になる。
また、顧客自身による契約内容確認により、大和ハウスインシュアランスも契約後の事務手続きを正確・迅速に進めることができるため、スムーズに保険証券を届けることができる。
保険料はクレジットカードで決済され、住宅ローンを利用する顧客の場合、保険料の納付期限が融資実行後となるため、顧客の住宅購入時の資金計画上も利便性が高いシステムとなっている。