ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は10月31日、Heterogeneous System Architecture Foundation(HSA)への参画を発表した。
HSAはパラレルコンピューティングのためのプログラムを簡易化することを目的とした、SoC IPベンダ、OEM、学会、SoCベンダ、OSVやISVのための非営利コンソーシアム。HSAのメンバーはCPUでのスカラ処理とGPUでのパラレル処理を統合させ、低消費電力、メモリへの高い効率の帯域アクセス、かつ高いアプリケーションパフォーマンスを可能にすることを目的として、業界標準に基づいたヘテロジニアスコンピュートのエコシステムの構築を目指した取り組みを進めている。
今回、HSAに参画することにより、DMPはモバイルGPGPUプラットフォーム上でのアプリケーション開発を加速し、シンプルにすることを目指すとしている。これにより、ヘテロジニアスアーキテクチャとコンピューティングのメリットを活用することが可能となり、コンシューマ機器上での画像認識などのコンピュータビジョン、画像処理、およびグラフィックスに特化したアプリケーションによる、よりよいユーザ体験が実現されるようになるという。