富士通ソフトウェアテクノロジーズは、同社の開発した情報漏洩対策ソフト「Portshutter(ポートシャッター) Premium V1.0」の一般販売を2013年1月から開始すると発表した。Portshutter Premium V1.0は10月から、Windows 8搭載の富士通法人向けPCにバンドル提供されている。
同社のPortshutterシリーズはPCに対する各種デバイスの接続制限機能を備えた製品で、私物USBなどによるデータの持ち出しを防止する。
今回のPortshutter Premium V1.0では、デバイスの接続制限に加え、指定ネットワーク以外への接続を制限することも可能になった。許可していないネットワークへのアクセスを遮断・制限することで情報漏洩対策を強化できる。近距離無線通信規格であるBluetoothを用いたデータ通信の制限も可能で、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル機器を通じた情報流出も防げるようになっている。
なお、複数台のクライアントPCの設定をまとめて管理できる「Portshutter Premium 集中管理オプション」も、2013年1月から提供が開始される予定。同社では、2013年度末までにPortshutter Premiumの100万ライセンス出荷を目標にしている。