サンユーと同社グループ会社の光陽産業は10月29日、大阪地裁へ自己破産を申請し、倒産したことがわかった。
帝国データバンクによると、サンユーは1972年8月に設立されたリネンサプライ業者で、旅館・ホテル、病院で使用される布団、シーツ、白衣などのレンタル、クリーニング事業を展開していた。
病院・ホテルに対し毎日の収集・配送を行うなどサービスの充実も図り、2008年12月期には年間で約36億7000万円の売上を計上していたが、景況感の悪化による得意先ホテル・旅館の稼働率低下の影響で受注量は減少傾向となり、2011年12月期の売上は約24億9700万円にまで低迷。このほど倒産に至った。
また、グループ会社の光陽産業は、1995年5月に設立。サンユーの工場部門の移管を受け、主にリネンのクリーニングを手がけ、2011年4月期には年間で約14億2500万円を売上を計上していたが、サンユーと連鎖した形で倒産に至った。
負債は、サンユーが債権者約105名に対し約28億9500万円、光陽産業が債権者約74名に対し約12億2800万円。2社合計で約41億2300万円となっている。