富士通マーケティング(以下、FJM)は10月29日、中堅中小市場向けのITインフラソリューション「AZBOX(アズボックス)」のサービスを強化し、FJMの主力商品である「GLOVIA smartきらら」をはじめとしたHyper-V構成済アプリケーション(VHD)のラインナップの拡充とアプリケーションストアの提供を開始すると発表した。
同社では、VHDのラインナップを37種類に拡充、今後も品揃え強化を図り、2013年3月には100種類まで拡大する予定。また、多彩なアプリケーションを簡単に検索・見積可能なアプリケーションストア(Webカタログ、デリバリー)を2013年1月より開始する。
さらに、日本マイクロソフトのWindows Server 2012の機能を活用したソリューションの強化として、「AZBOX簡単事業継続ソリューション」を11月下旬より提供を開始する。本サービスは、同社が提供するVHD形式の構築済みアプリケーションに手軽な「クラウドバックアップサービス」とフェイルオーバーが可能な「レプリカ保存サービス」の2種類が用意された、中堅中小市場向けの事業継続(BC)ソリューション。
「クラウドバックアップサービス」はWindows Server 2012に標準搭載のクラウドバックアップ機能を活用して同社のクラウドサービス「AZCLOUDIaaS」にバックアップを保存する。一方、「レプリカ保存サービス」は、Windows Server2012 Hyper-Vの新機能である「Hyper-V レプリカ」を活用し、システムの複製を定期的に自動作成してクラウド上に保存する。
Windows Server2012の機能とクラウドを組み合わせたレプリカ保存サービスは国内で初のサービスとなる。
価格は、クラウドバックアップサービスが6,980円/月から、レプリカ保存サービスが79,800円/月から。