小野グループのワシ興産とワシマイヤー、アサヒオプティカルの3社が倒産したことがわかった。
帝国データバンクによると、ワシ興産は1971年4月に設立され、小野グループの中核会社としてグループの知的資産管理や株式の保有、資金管理を行うほか、不動産賃貸・売買事業などを手がけていた。2009年12月期には年売上高約87億5100万円を計上していたが、2011年同期の年間売上高は約32億円に減少していた。
ワシマイヤーは1971年7月に設立され、不動産賃貸・売買事業などを手がけ、ワシ興産と実質一体の運営で2008年12月期には年売上高約120億4900万円を計上していた。
アサヒオプティカルは1980年12月に設立された眼鏡レンズ、光学レンズの製造、販売業者。1984年に小野グループの傘下に入り、2008年12月期には年売上高約36億6500万円を計上していた。
しかし、10月末のグループの資金決済のメドがつかず、福井銀行より会社更生法を申し立てられ、倒産に至った。
負債は、ワシ興産が約190億6300万円、ワシマイヤーが約140億4500万円、アサヒオプティカルが約35億3800万円で、3社合計で約366億4600万円が見込まれる。