Wayland is a protocol for a compositor to talk to its clients as well as a C library implementation of that protocol. |
10月22日(米国時間)、freedesktop.orgのメーリングリストにおいてWaylandの開発者であるKristian Høgsberg氏がWayland 1.0及びWeston 1.0のリリースを発表した。Waylandは、LinuxなどのUnix系OS向けに開発されているディスプレイサーバおよびプロトコル。WestonはWayland用のリファレンス実装。MITライセンス(一部のサンプルコードはGPL)のもとオープンソースで公開されている。
Høgsberg氏は今年2月中旬に初の安定版としてWayland/Weston 0.85を公開しており、7月には0.95を公開するとともに1.0のリリースに向けてプロトコルのメンテナンスやクライアント APIの安定化を行なっていた。今回リリースされた1.0では、数多くのバグ修正やドキュメントの追加、APIスレッドセーフへの変更などが行われている。
Høgsberg氏によると1.0のディスプレイサーバプロトコルでは基本的な機能はカバーしているとし、数週間以内にさらに修正を行った1.0.1を公開したいとしている。