ヴイエムウェアは10月25日、日本電気(以下、NEC)、日立製作所(以下、日立)、富士通と協業し、日本の中小規模企業向けに1ソケットサーバ専用のVMware vSphereの新しいライセンスの提供を開始したと発表した。
今回新たに提供されるライセンスは、VMware vSphere Standard Limitedエディションとして日本でのみ提供されるもので、5~15台規模のサーバ統合を行う日本の中小企業を対象にしている。これにより、日本の中小企業の仮想化技術導入をより一層促進し、ITインフラの効率化や運用管理の負担軽減を実現する。同社では、今回、1ソケット サーバに最適化されたライセンス形態であるVMware vSphere Standard Limitedエディションを提供することで、2ソケットサーバ3台ではオーバスペックになりがちな5~15台規模のサーバ統合を適切なコストで行うことが可能になるとしている。
VMware vSphere Standard Limited エディションは、永続的ライセンスではなく、ノード固定型ライセンスを採用しているため、同エディションと同じ機能をより低価格で利用できる。利用できる機能には、VMware vSphere vMotionや、重複排除バックアップのVMware vSphere Data Protectionなどの最新の機能が含まれる。
本エディションは、まず日本でのみ提供され、NEC、日立、富士通のパートナ各社からサーバと合わせて購入することができる。