米オラクルは10月22日(米国時間)、モバイルアプリ開発フレームワーク「Oracle Application Development Framework (ADF) Mobile」の一般提供を開始した。このフレームワークはJava EEフレームワークOracle ADFの拡張で、開発者はこれを利用してiOSやAndroid向けにハイブリッドアプリを開発できる。

Oracle ADF MobileはOracleのモバイルソリューションの一部で、同社の統合開発環境の「Oracle JDeveloper」上で動く。JavaScript、HTML5、CSSベースのフレームワークであり、カメラやGPSなどネイティブデバイスサービスにアクセスが可能。一貫性のあるクロスプラットフォームインタフェース、Javaで書かれたアプリケーションロジックをサポートするための軽量のJava仮想マシンなども備える。

また、柔軟性のあるランタイムアーキテクチャにより、オフライン対応、認証・セキュリティ、モバイル向けに最適化されたユーザー体験などを開発・提供できる。ビジュアルで宣言的な開発ツールにより、開発効率も高められるという。

開発者はこれを利用して一度コードを作成すると、iOSやAndroidなど複数のプラットフォームに実装できる。Oracle ADFなどを利用して開発したJavaアプリケーションをモバイルに対応させることも可能だ。