日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア(以下、日立INS)は、iPhone/iPad向け業務アプリ配信基盤「TiMAM(ティーアイマム)」の販売を10月22日より開始すると発表した。本製品は、iPhone/iPadを対象に、組織内の利用者に向けて特別な技術や経験不要で業務アプリケーションを配信できるiPhone/iPad向け業務アプリ配信基盤。

iPhone/iPad向け業務アプリ配信基盤「TiMAM

「TiMAM」は、iPhone/iPadにおける業務アプリケーションの配信に特化したMAM(モバイルアプリケーションマネジメント)製品で、組織内で使用する業務アプリケーションを組織内の利用者に限定して配信する機能を提供する。他社MDM(モバイルデバイスマネジメント)製品を導入している場合にも、業務アプリケーション配信機能のみを強化・補完する。

また、利用者に個々人の業務に必要なアプリケーションのみを集約したポータル画面を提供する。ユーザは、ポータル画面を開くだけで整理されたアプリケーション群を一覧でき、業務アプリケーションを利用可能。業務アプリケーション群を登録し、各アプリケーションについて配信対象デバイスのリストを関連付けるだけで、対象デバイスに対し追加や更新の情報をプッシュ通知で案内できる。故障などによるデバイスの交換や初期化の際にも、必要なアプリケーションを一括で配信・インストールすることができる。

製品の価格は、「TiMAM/Base:iOSデバイスに業務用アプリを組織内で配信するための製品」が、29万8,000円(サーバ1台&サーバへの登録デバイス数100台までのライセンスが付属)。

「TiMAM/Client CAL50:TiMAMサーバへの登録デバイス数に応じた追加ライセンス」が9万8,000円(50デバイス単位)。

なお、利用にあたりApple社のiOS Developer Enterprise Programへの加入が必要となっている。