NetBSD is a free, fast, secure, and highly portable Unix-like Open Source operating system. |
The NetBSD Projectは17日(現地時間)、NetBSDの最新メジャーバージョンとなる「NetBSD 6.0」を公開した。NetBSDとしては14回目のメジャーリリースとなる。新バージョンではマルチコアシステムに対するスケーラビリティの改良やXen及びMIPSの改善、新たなパケットフィルタの搭載、デバイスドライバの追加や更新などが実施されている。
NetBSDは、BSDライセンスのもとオープンソースで提供されているBSD系OSの一つ。NetBSD 6.0における主なハイライトは次のとおり。
- マルチコアシステム向けに設計した新たなNetBSD Packet Filter(NPF)を導入
- Xen domUカーネルにSMPサポートを追加
- SMP及び64ビットプロセッサやDSPv2ASE拡張、Loongsonファミリプロセッサの追加サポートなどMIPS周りを手直し
- ディスククォータサブシステムの再実装
- 新サブシステムにフラッシュデバイス及びNANDコントローラ処理を追加
- 実験的にフラッシュデバイス用のCHFSファイルシステムを設計
- Thread Local Storage(TLS)のサポート
- Logical Volume Manager(LVM)のサポート
- MPLSプロトコルのサポート
- PowerPCのSMPを改善し、MPC85xxプロセッサのサポートを追加
- ARMにRaspberry PiのイニシャルサポートなどCortex-A8プロセッサの対応を追加
発表されたNetBSD 6.0のソースコードやインストールイメージは各国のミラーサイトよりダウンロードできる。