三菱電機インフォメーションシステムズ(以下、MDIS)は、通信事業者における携帯電話メールシステムの構築・運用に向けて、SMS/MMSなどメッセージングサービスを実現するオープンソースソフトウェア(OSS)である「Mbuni」、「Kannel」及び「milter manager」のサポートサービスを、10月17日から提供を開始すると発表した。
OSSを利用したシステムの開発・保守は、OSS部分の品質保証がコミュニティの活動に委ねられていることから、高い信頼性が要求されるメールサービスを提供する事業者にとっては、システムの品質の確保と継続的な保守体制を確立することが課題となっている。
こうした要求に対してMDISは、携帯電話向けメールサービス(いわゆる携帯メール、キャリアメール)のシステム構築経験から得た実践的なノウハウをもって、OSSによる携帯電話メールシステムのライフサイクル全般にわたる安定用を支援。また、商用パッケージソフトウェアからのマイグレーションも支援する。
サービスは、携帯電話のメールサービスであるSMS及びMMSに特化したOSSである「Mbuni」、「Kannel」及び「milter manager」の導入・システム構築を、サービス提供する。また、OSSを大規模、高信頼なシステムに適用するにあたって、個別の環境を想定した試行検証によりOSSの機能や安定性を評価し、OSSを導入する場合の注意点、及び対処方法、改修方法などを提案。
さらに、開発コミュニティとのネットワークも活用し、自社開発したアプリケーションソフトウェアと同等の主体的な開発と品質管理、及びサポートを行う。