NECは10月17日、NAS(Network Attached Storage)ストレージ「iStorage NSシリーズ」において、タワー型モデル「iStorage NS300Tc」の発売を、同日より開始すると発表した。

ラインナップは、ホットスワップに対応した3.5型SATA HDDを採用した「4TB標準搭載モデル」と「8TB標準搭載モデル」の2種。

「iStorage NS300Tc」

新製品は、ストレージを事務所や店舗等に設置することが多い中堅・中小企業向けに最適な設計を行い電源や冷却ファンの冗長化に加え、塵埃によるハードウェア故障を抑止するNEC独自の防塵対策や耐環境温度40度の対応など行っている。

両モデルとも最大4台のHDDを追加可能で、4TB搭載モデルでは最大16TB、8TB搭載モデルでは最大20TBまで容量拡張できる。

同製品の主な特徴として、電源や冷却ファンの冗長化や、同時に2台のHDDの障害が起こった場合でもデータが保護されるRAID 6に対応。

粉塵を吸入しやすく、熱だまりになりがちな部屋角への設置や床置きでも利用できるよう、ストレージ筐体内への塵埃吸入を防ぐ目詰まり検出機能付きの防塵フィルタや、一般的な動作環境温度35度を5度上回る40度環境での動作に対応している。

主な仕様は、CPUがIntel Pentium 1403、メモリが4GB(最大32GB)、OSがWindows Storage Server 2008 R2 (x64、SP1)、消費電力が254W、外形寸法がW200×D599×H438mm(スタビライザ収納時/突起物含まず)、重さが20kg。

価格は、「iStorage NS300Tc(4TB標準搭載モデル)」が54万8,000円(税別)から、「iStorage NS300Tc(8TB標準搭載モデル)」が59万8,000円(税別)からとなっている。