Googleは10月17日、「Googleウェブマスターツール」のユーザーに対して、Webサイトへの不自然なリンクを否認する新ツール「リンクの否認」の提供を開始した。同ツールは、Googleから「不自然なリンク」に関するメッセージを受け取ったユーザーが利用対象となっている。
Googleの検索エンジンでは、Webサイトへのリンクが検索結果の順位を決める判断基準のひとつになっており、この仕組みを悪用しようとするユーザーも存在する。同社はそうした不正なリンク操作に対してアルゴリズムと手動によるスパム対策を行っている。
Webサイトに不正なリンク操作が見られた場合、同社は「不自然なリンク」に関するメッセージをウェブマスターツールを経由して送り、メッセージを受け取ったユーザーに対して、作為的もしくは低品質なリンクをリンク元に削除してもらうように推奨している。
ユーザーが疑わしいリンクの削除を可能な限り行い、それでも削除できないリンクが残ってしまった場合には、「リンクの否認」ツールを使って該当リンクを否認することができる。同ツールは、Googleに対してテキストファイルをアップロードすることで、リンクが残っているWebサイトと自分のWebサイトとの関係を否認する仕組みになっている。