日立製作所は10月17日、茨城県日立市にある日立総合病院に救命救急センターが完成したことを発表した。同センターは10月20日から運用が開始される。
救命救急センターの建設は茨城県北部地域の救急医療体制を強化するために進めてきたもので、茨城県北部地域における救命救急センターの整備は初めてとなる。
同センターの主な特徴として、3.0テスラのMRI(磁気共鳴画像装置)が導入されたことが挙げられている。すでに日立総合病院には1.5テスラのMRIが1台あるが、これにより今後は2台での運用体制となる。
また、救急外来エリアと処置エリアを設置し、入口には3台の救急車の同時接続が可能。救急外来エリアには複数の診察室を整備し、処置エリアには、通常の処置室のほかに、緊急手術が可能な多目的処置室を設置している。
救命救急センターの所在地は茨城県日立市、敷地面積は約2,000平方メートル、延床面積は8,007平方メートル、建物構造は鉄筋コンクリート造(耐震構造)で6階建てとなっている。