沖データは、LEDプリンタ・複合機「COREFIDO2」シリーズのラインナップを強化し、A3カラーLED複合機3機種と、A3モノクロLEDプリンタ3機種の合計6機種を発表した。10月中旬より出荷を開始し、A3カラーLED複合機3機種で年間5,000台、A3モノクロLEDプリンタ3機種で年間15,000台の販売を見込んでいる。
これにより、COREFIDO2対応機種は全部で15機種となり、同社製品の9割が対応したという。
COREFIDO2は、従来のCOREFIDO「5年間無償保証」に加え、「メンテナンス品5年間無償提供」を実現。2012年4月に発売したCOREFIDO2シリーズのA4カラーLED複合機・A4カラーLEDプリンタでは、いずれも旧機種と比較して昨年同期比1.4倍の販売台数を達成。今回は、COREFIDO2初となるA3カラーLED複合機とA3モノクロLEDプリンタを投入することにより、COREFIDO2シリーズの拡販を目指す。
A3モノクロLEDプリンタでは、毎分35枚の印刷が可能なエントリーモデルの「B801n」、B801nに580枚の給紙トレイを標準装備したセットモデルの「B821n-T」、B801nの上位機種で毎分40枚の印刷が可能な「B841dn」の3機種を発表。いずれも10月下旬より出荷が開始され、価格は「B801n」が6万8,040円、「B821n-T」が9万9,540円、「B841dn」が14万1,540円。「B821n-T」は、「B801n」にオプショントレイを付加するのに比べ2万1,000円お得になっている。
いずれも自動両面印刷とネットワークに標準対応で、印刷解像度は、「B801n/B821n-T」が600×2,400dpi、B841dnが1,200×1,200dpi。外形寸法/重量は、「B801n」がW485×D545×H373mm/24kg、「B821n-T」がW485×D595×H522mm/31kg、「B841dn」がW485×D521×H373mm/28kg。
一方、A3カラーLED複合機は、A4カラーを毎分22枚印刷可能なエントリーモデル「MC852dn」、A4カラーを毎分26枚印刷可能な上位機種の「MC862dn」、MC862dnに550×2の増設トレイを標準で搭載した「MC862dn-T」の3機種を発表(いずれもA4モノクロは毎分34枚印刷可)。
価格は、「MC852dn」が41万7,900円、「MC862dn」が52万2,900円、「MC862dn-T」が62万7,900円。10月中旬より出荷を開始する。
いずれも印刷解像度は600×1,200dpiで、装置寿命は5年または約60万ページ。外形寸法/重量は、「MC862dn/MC852dn」がW565×D658×H663mm/68kg、「MC862dn-T」は、W845×D766×H1124mm/96kg。
OKIデータ 代表取締役社長 平本隆夫氏は、同社の業績のついて、「2011年はタイの洪水の影響を受けた1年であり、大変厳しい年であったが、2012は反転攻勢の年。ラインナップの拡充、エントリーモデルの投入、プロモーションなどの施策で販売を強化し、その効果も出ている。2012年の上期は前年比で120%の成長を遂げており、2012年の下期は150%の成長を予定している。今年度の下期には国内シェア10%(2012年度1Qでは6.3%)を目指したい」と語った。
そして、中期成長戦略については、SMBをターゲットにし、「エントリーモデルの販売強化・チャネル維持拡大・物流増によるコストダウン」、「複合機の販売強化による、コピア市場の置き換え」、「LEDを特徴を活かした特定業種での専用機の置き換え」を3つを行うという。
とくに好調な文教市場のチャネルを強化するほか、専用機の置き換えでは、来年、白トナーを利用した特殊印刷分野の新商品も投入する予定だという。