オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は10月15日、奉行シリーズをクラウドで利用できる環境を提供するサービス「OBCクラウド運用サービス」の提供を開始すると発表した。本サービスのサービス開始予定は、10月22日。
本サービスは、奉行シリーズ(奉行iシリーズ/奉行V ERP)を利用するためのITインフラ環境と奉行シリーズのメンテナンスを一本化して、利用料金型で提供するクラウドサービスで、顧客が安心して業務運用のみに集中できる環境を提供する。また、顧客のクラウド運用ニーズに対応し、基幹業務システムにおける運用面の部分的なクラウド化を通じて、システム運用管理コストの削減を実現する。
サービスの特長は「奉行シリーズメンテナンス」、「OS・ミドルウェアコストの削減」、「環境構築・運用管理コストの削減」、「セキュリティ&運用監視-24時間・365日監視体制」。
「奉行シリーズメンテナンス」は、奉行シリーズ製品に必要となる法改正などの定期的なプログラム更新により、常に最新バージョンの運用が可能という点。
「OS・ミドルウェアコストの削減」は、奉行シリーズを利用するための、インフラ環境をクラウド環境上に顧客固有の仮想サーバを用意し提供する。http://cms.news.mynavi.jp/photo/news/2012/10/16/023/images/001l.jpg
「環境構築・運用管理コストの削減」では、奉行シリーズの導入に必要なプログラムセットアップから定期的なバージョンアップ作業、メンテナンス・バックアップを提供。
「セキュリティ&運用監視-24時間・365日監視体制」は、OBCクラウド運用サービスをSSL-VPN接続によるセキュアなネットワーク環境利用できる。サーバは24時間365日監視しており、障害発生時にはバックアップからの復旧作業を行う。奉行シリーズの基幹業務データは、毎日夜間にバックアップを実施し、仮想環境のあるデータセンターとは異なる遠隔地のデータセンターで7世代の管理を実施。また、セキュアなネットワーク環境を構築し、通信データの暗号化により、通信データの盗聴や改ざんを防止する。
サービスは「奉行V ERPシリーズ 各Edition(Single Edition除く)」、「奉行 i シリーズ NETWORK Edition、新ERP」に対応。サービスを利用するためには、奉行シリーズ各製品とOBCメンテナンスサポートサービスの購入が必要となる。