五藤光学研究所は10月11日、多摩六都科学館に設置された同社の光学式プラネタリウム「ケイロンII」が、「最も先進的なプラネタリウム(Most Advanced Planetarium Projector)」としてギネス記録に認定されたことを発表した。

ケイロンIIは、高輝度LED光源を採用した大型ドームタイプの光学式プラネタリウム。約1億4000万個の恒星を投影可能で、明るい星空を再現する高度な光学系技術を備えている。23mを超える大型ドームでのLED採用はケイロンIIが世界初だという。

ケイロンII

投影された星空のイメージ

これまで、2011年7月に富士川楽座に設置された14mのプラネタリウム(恒星数1000万個)が「最も先進的なプラネタリウム」だったが、2012年7月に多摩六都科学館へケイロンIIを納入したのを機に同社が事務局に申請を行い、ケイロンIIがより先進的であると認定された。

天文機器の総合メーカーである同社は、日本及び世界各地に光学式プラネタリウムを納入しており、ケイロンIIを導入した多摩六都科学館は、9月末時点で6万8177人の入場者数を集めている。