ownCloud is a flexible, open source file sync and share solution.

The ownCloud projectは11日(米国時間)、ownCloudの最新版となる「ownCloud 4.5」を公開した。ownCloudは、ファイル共有サービスを自前で構築できるプライベートクラウドソフトウェア。WebDAVやWebインタフェースを介してファイルにアクセスできるシステムを提供でき、デバイス間でのアドレス帳やカレンダー、ブックマークの同期や編集機能もサポートしている。

ownCloudはKDEの開発者であるFrank Karlitschek氏の発案によって開発がスタートしたソフトウェア。コミュニティベースで開発されており、ownCloud Inc.による商用エディションも提供されている。ownCloud 4.5の主な新機能は次のとおり。

  • Dropbox、Google Drive、Swift、Amazon S3などのクラウドストレージのマウントをGUIを介してマウント可能に
  • ユニークなID及びアルゴリズムを利用して同期を高速化
  • グループ内にサブ管理者の概念を導入
  • ファイルバージョニング機能の改善
  • 共有ファイルのアクセス権限機能を強化
  • カレンダーのインポート/エクスポートを修正
  • アドレス帳をデバイス間で同期可能に
  • アドレス帳間で連絡先のドラッグ&ドロップをサポート

商用エディションでは上記機能の他、オラクルデータベースのサポートやシステム管理用のロギングモジュールの追加、動的ユーザストレージサービスなどが実施されている。