三菱電機は10月11日、サービス部品(保守部品・消耗品)の調達・修理・販売を行う新会社「菱電工機技術(大連)」を中国に設立、10月から営業開始したと発表した。
新会社は、中国における放電加工機・レーザー加工機・数値制御装置といった産業メカトロニクス製品のアフターサービス体制強化の一環として設立された。
同社はこれによりアフターサービス機能強化を図り、日本国内のサービス会社(菱電工機エンジニアリング)のサービスノウハウを水平展開し、中国内での部品修理機能を実現するとしている。また、新会社は中国生産品用保守部品のグローバル供給拠点としても活用される。
新会社の所在地は中国の遼寧省で、出資比率は三菱電機10%、三菱電機(中国)10%、三菱電機自動化(中国)10%、菱電工機エンジニアリング70%。資本金は約3.7億円、主な事業内容は産業メカトロニクス製品のサービス部品(保守部品・消耗品)の調達・修理・販売となっており、2015年度の目標売上高は15億円とされている。