NTTドコモ(以下、ドコモ)とMasterCard Worldwide(以下、MasterCard)は10月11日、モバイルを活用した新たな決済サービスの実現に向けた業務提携に合意したと発表した。両社は、ドコモのケータイクレジット「iDTM」の世界各国における利用環境拡大に向けた協業に取り組み、2013年度上半期のサービス開始に向けて準備を進めていく予定。

本業務提携において、MasterCardは、世界各国で展開する非接触ICチップを利用した決済手段の「MasterCard PayPass」技術をドコモに提供する。これにより、ドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)対応おサイフケータイで「iD」を利用中の顧客は、日本国内約56万台の「iD」読み取り端末(リーダーライター)を設置している加盟店等に加え、世界41カ国約50万カ所の「MasterCard PayPass」加盟店でも「iD」が利用可能となる。

サービス提供イメージ

今後、両社はクーポン等、世界で利用可能な決済関連サービスについても検討し、さらなる顧客の利便性の向上を目指す。