日立ソリューションズは、スマートフォンやタブレット端末、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用し、効果的な販売促進活動を実現する「多店舗専門小売向けソーシャルCRMサービス ReBee」の販売を10月11日から開始すると発表した。このサービスは、スマートフォンやタブレット端末を利用し、効果的な販売促進活動を実現する。
具体的には、顧客が店舗のお知らせやクーポンをスマートフォンで受け取るアプリケーション「ReBee Card」、店員がタブレット端末で来店した顧客の購買履歴や情報を照会したり、在庫検索などを行ったりする「ReBee Tablet」、そして、マーケティング担当者がターゲティングした顧客向けにクーポンを配信したり、購買履歴などの情報を管理する「ReBee S-CRM」から構成される。
マーケティング担当者はターゲットとなる顧客層に店舗のお知らせや電子クーポンをプッシュ型でスマートフォンに配信。顧客がスマートフォン上で最新情報を一目で見つける仕組みを用意することで、顧客の来店数やリピート率の向上を図る。
また、店員が顧客の「Rebee Card」のQRコードを読み込み、タブレット端末にて購買履歴や基本情報を確認することで、顧客の嗜好に合った商品を勧められるようになり、タブレット端末では、商品の在庫検索やクーポンの適用の記録、顧客の支払額の算出も行うこともできる。
そして、マーケティング担当者は、配信したクーポンの取得率や利用率、来店時の購買情報を把握し、顧客のニーズに合致した販売促進活動を実施できる。
さらに、個客にソーシャルネットワーク上でクーポンやキャンペーンなどを紹介してもらうことで、口コミによる新規会員の獲得を目指す。
価格は「ReBee Card」と「ReBee S-CRM」が378万円から、保守料が47万2,500円/年(導入店舗数により変動)。「ReBee Tablet」が8万4,000円、保守料1万500円/年(1台あたり1ライセンス)。