日本オラクルは10月10日、同社の経費精算アプリケーション「Oracle Internet Expenses」とヴァル研究所の路線検索サービス「駅すぱあとWebサービス」の連携による交通費などの検索と経費精算業務の自動化を支援する仕組みを発表した。
「Oracle Internet Expenses」は、同社のERP製品「Oracle E-Business Suite」の財務会計アプリケーションを構成する一機能で、Webブラウザから交通費、宿泊費や交際費などの経費精算処理を実行する出張・経費管理ソリューション。
「駅すぱあとWebサービス」は、利用する公共交通機関の発駅着駅に応じた乗り換えルートを検索し、ルート毎の運賃などを算出するクラウドサービス。
今回2つを連携することで、交通費の経費精算処理の自動化を支援する仕組みが提供可能になった。
具体的には、経費精算を行う際に「駅すぱあとWebサービス」を活用して路線を検索し、利用した経路を選択して実際にかかった交通費を算出。経費精算が必要となるすべての経路と交通費を一括してデータ化し、「Oracle Internet Expenses」の経費入力項目として自動的に読み取ることが可能となる。
また、経路検索と交通費算出の作業と、経費精算アプリケーションへの入力作業を連携することで、経費精算業務の効率化を支援する。
ヴァル研究所は今後、オラクルの人材管理アプリケーションとの連携も視野にいれているとしている。