ラネクシーは10月10日、スイスのバレシオ社開発のサーバ向けファイル最適化ソフトウェア「FILEminimizer Sever 7」の日本語版を、同日より販売開始すると発表した。
「FILEminimizer Server」はストレージの容量の無駄を削減し、データの保存や転送のコストを軽減させるソリューション。IT管理者は、サーバ上にあるMicrosoft Officeファイルの元の品質とフォーマットを維持しながら、パワーポイントプレゼンテーション、Wordドキュメント、およびExcelのスプレッドシートを圧縮することができる。
「FILEminimizer Server 7」は、新機能として、元のPDFファイルが持つ情報を保持したまま、PDFに含まれる写真、グラフィック、オブジェクトおよび内部構造を最適化し、ファイルサイズを小さくする「PDFファイルの最適化機能」を搭載。
また、最適化をする前に、効果を試し、グラフレポートにして表す「Storage Analyzer(シミュレーション機能)」を搭載したほか、対応画像形式の拡張として、JPG、TIFF、BMP、GIF、EMF、PNG形式の画像ファイルの最適化を行うことができるようになった。
そのほかの主な特徴として、サーバ上の大容量のMicrosoft Officeファイルを、100MBから最小で2MB以下に圧縮することが可能で、オリジナルのファイル形式と機能を保持し、解凍や復号作業なしにファイル内容を参照し編集することができる。
さらに、サーバがマルチコアの場合、その各プロセッサを並列に使用することにより、最適化処理を高速に行うほか、最適化プロファイルはスケジュールタスクとして、たとえば深夜や週末に自動的に実行することが可能になった。
ライセンス価格は、圧縮対象データ0.5TBまでが10万円(1TBの容量アップグレードライセンスなし)、圧縮対象データ1TBまでが19万円(1TBの容量アップグレードライセンスなし)、圧縮対象データ2TBまでが25万円(1TBの容量アップグレードライセンスは12万5,000円)、圧縮対象データ5TBまでが60万円(1TBの容量アップグレードライセンスは12万5,000円)で、年間保守料金が5万円(圧縮対象容量にかかわらず)となっている(いずれも税別)。