NTTデータとニューソンは、スマートデバイス向けコンテンツ変換ソリューション「InfoMesh Mobile」の提供を11月1日より開始すると発表した。
InfoMesh Mobileは、PC上のWebブラウザ向けに作られたシステムをスマートデバイス向けに最適化することができるソリューション。NTTデータが、PCで扱われるHTML文書をスマートデバイス向けに最適化するWeb解析・変換技術をニューソンに提供し、ニューソンが組み込みシステムやエンタープライズシステム開発の実績を活かし、現行システムを改修せずにスマートデバイス向けに最適化できるソリューションInfoMesh Mobileを開発し、販売を開始する。
現行のシステムで生成されるHTML文書をスマートデバイス向けに変換するため、現行システムの改修が不要であることによる導入コスト削減に加え、導入期間を短縮することができる。スマートデバイス上で稼働する専用ソフトウエアの開発が不要なため、iOSやAndroidのバージョンアップへの対応や、メーカー/機種ごとへの対応が不要となり、開発や維持管理コストの増大を抑制する。
スマートデバイス向けに顧客固有の変換ロジック、表示ロジックを追加することが可能になるため、現行業務システムに改修を加えることなく、カスタマイズ可能。現行システムからスマートデバイスで必要な情報のみを抽出したり、複数のシステムからの情報を統合しスマートデバイスへ表示したりすることも可能となる。
また、現行システムにおけるPC画面からの入力インタフェースを、スマートデバイスの特性を活かした使いやすい画面に最適化することもできる。
さらに、ファイルデータをスマートデバイスに残さず表示することが可能なため、スマートデバイス本体を紛失した際の情報漏洩のリスクを低減することができる。
ソリューションの製品化にあたり、NTTデータはPCで扱われるHTML文書をスマートデバイス向けに最適化するWeb解析・変換技術を提供、ニューソンが製品化に向けて開発を行なった。
今後、ニューソンは製品の販売を行い、NTTデータは、同社が展開するスマートデバイス向けトータルソリューション「BizSMA」のソリューションラインアップに追加し提供していく。