野村総合研究所(以下、NRI)は、低価格で使えるオープンソースの統合業務システムソリューション「OpenStandia/Bizシリーズ」の提供を開始したと発表した。導入費用は個別見積もりとなるが、同社では従業員500名程度の企業で市販のERPに比して、5割~7割程度安く導入できるとしている。
同製品は、世界中で普及が進んでいる販売管理、購買管理、在庫管理、顧客管理、財務会計などの機能を持った、オープンソースの統合業務管理パッケージ「ADempiere」と国内で導入実績が多いオープンソースの人事・給与パッケージ「MosP」を採用し、会計、販売管理、購買管理、在庫管理、人事、給与計算、勤怠管理といった業務間で、データ連携を自動化した「統合業務システム」を実現する。
オープンソースであるため、設計情報やデータ構造が公開されており、統合管理されたデータを活用した周辺システムの開発が容易であるほか、運用中の既存システム(例えば既存の会計システム)などとの連携も手軽に行え、パッケージのバージョンアップの影響を受けにくい構造となっているため、維持管理費用を削減可能とする。
「OpenStandia/Bizシリーズ」は、次の11のソフトウエアコンポーネントで構成される。