日立製作所は10月9日、完全子会社である日立プラントテクノロジーと、サウジアラビアのEl Seifグループ傘下で建設事業統括会社のMusaed El Seif & Sons(以下、MES社)、および大手総合建設会社のEl Seif Engineering Contracting(以下、ESEC社)が、社会・産業インフラの建設・エンジニアリング事業に関する合弁会社を設立すると発表した。
今回の合弁会社設立により日立製作所では、El Seifグループの有するサウジアラビアにおけるゼネコン機能およびブランド力・営業力と、日立プラントテクノロジーの空調・衛生・電気設備を含む社会・産業インフラ分野の製品・システム・サービスのラインアップや日立グループのトータルソリューションとの融合が可能になるとしている。
また両社の融合により、サウジアラビアにおける商業・居住施設や鉄道・空港施設など向けの空調・衛生・電気設備、水処理システム(海水淡水化、排水処理・再利用など)、産業プラント・工場(発電・変電プラント、石油・ガス・化学プラントなど)の設計・機器納入・施工・アフターサービスなどの事業の拡大を図るとしている。
合弁会社の主な概要は、社名が「Hitachi Plant Saudi Arabia, Ltd」(仮称)、所在地がサウジアラビアのリヤド、事業内容が商業・居住施設や鉄道・空港施設など向け空調・衛生・電気設備、水処理システム(海水淡水化、排水処理・再利用など)、産業プラント・工場(発電・変電プラント、石油・ガス・化学プラントなど)の設計・機器納入・施工・アフターサービスなど、出資比率が日立プラントテクノロジー50%、MES社25%、ESEC社25%となっている。