NPO法人・住民の力らは5日、同団体が中心となって実施したギネス世界記録「アルミ缶を使った世界最大のオブジェ」への挑戦が、ギネスワールドレコーズに正式に認定される見込みになったと発表した。

アルミ缶で作られた高取城。城郭研究家の山内昭氏が製作した模型を基に、設計図を作成した

世界記録に挑戦した「住民の力」のメンバー

同団体らは、アルミ缶3万5,679個を積み上げて奈良県・高取町にある「高取城」のオブジェを完成させており、ギネスワールドレコーズより認定証が届く10日に同オブジェを公開するという。この挑戦は、オブジェに使用したアルミ缶の個数を競うもので、現在の記録保持者であるイタリアのペローニ社が有する2万76個という記録を大幅に更新する見込みだ。

この挑戦に取り組んだ「住民の力」は、高齢者住民が中心となって、地域の活性化などを目指し活動している団体。同団体の地元である奈良県・高取町に観光客を呼び込む"町の目玉"を作るため、かつて「日本一の山城」とも謳われた高取城を地域活性化の起爆剤としようと、今回の挑戦に至ったとしている。