アドビ システムズは、クラウドベースのメディア最適化技術である「Adobe AdLens」のアップデートを発表した。既存および新規ユーザーに向け、すでに提供が開始されている。
「Adobe AdLens」は、リスティング広告、ディスプレイ広告、ソーシャル広告などを1つの広告キャンペーンとして管理・最適化する統合プラットフォーム。今回のアップデートでは、同社のWeb解析ソリューション「Adobe SiteCatalyst」とのデータ連携に対応するほか、サイト訪問者に関するデータ管理プラットフォーム「Adobe AudienceManager」との連携機能も拡大し、広告のROI(投資対効果)向上を図っている。
具体的には、Adobe SiteCatalystとの連携により、コンバージョン指標などを利用した広告の最適化やカスタム分析、レポート作成などがリアルタイムに行えるようになった。また、Adobe AudienceManagerとの連携機能では、ターゲティング機能として「Adobe Dynamic Ad Targeting」が採用され、より最適なユーザーに広告を提供することが可能となっている。
また、同社はFacebookの「認定マーケティングデベロッパー(PMD)」に選出されており、Facebookの広告APIとAdobe AdLensとのこれまでの連携機能を踏まえつつ、ターゲティング広告サービスの「Facebook Exchange」を正式に利用できる。そのため、Adobe AdLensでは、リアルタイム入札機能を通じてFacebookの広告を購入し、ユーザーのFacebook画面上に最適化された広告を表示することも可能だという。