ソフォスは10月2日、Android搭載端末向けの無料アンチウイルスアプリ「Sophos Mobile Security」の最新版を発表した。あわせて、暗号化されたドキュメントへアクセスできるアプリ「Sophos Mobile Encryption」のAndroid版の公開も発表している。両アプリはGoogle Playから無料でダウンロードできる。
Sophos Mobile Securityは、個人ユーザーを対象とした無料のアンチウイルスアプリで、パフォーマンスやバッテリーに影響を与えずに、マルウェアの被害やプライバシー情報の流出などを防ぐことができるという。
Sophos Mobile Securityの画面イメージ |
Sophos Mobile Securityの最新バージョンでは、端末の紛失・盗難を想定した保護機能や、マルウェア検出用デバイススキャンのスケジューリング機能などが強化された。
紛失・盗難の保護機能では、アドレス帳で事前に選択された連絡先からテキストメッセージを介して紛失デバイスにリモートコマンドを送信可能になっている。このリモートコマンドによって、大きな着信音を鳴らしたり、発見者へのメッセージを端末に送信したりすることができる。また、端末が盗難されたときにデータを消去することも可能となっている。
Sophos Mobile Encryptionは、「Encryption for Cloud Storage(Sophos SafeGuard Enterprise)」ユーザー向けのアプリで、クラウドストレージ「Dropbox」に保存された暗号化ファイルにAndroidデバイスから安全にアクセスすることができる。
Sophos Mobile Encryptionの画面イメージ |
Sophos Mobile Encryptionを利用することで、パスワードを入力するだけで暗号化ドキュメントをモバイルデバイスで表示できるようになり、安全性が高まる。同アプリはiOS版がすでに提供されており、今回、Android版が公開された。Google DriveなどDropbox以外のクラウドストレージについても、今後対応していく予定になっている。