日本マイクロソフトは、トヨタ自動車におけるITを活用したコミュニケーション基盤に、マイクロソフト プラットフォームが全面採用されたと発表した。
採用された主なプラットフォームは、サーバ製品がWindows Server(ユーザー認証などの共通基盤)、Exchange Server(メール&スケジュール)、SharePoint Server(情報共有&検索)、Lync Server(リアルタイムコミュニケーション)、System Center(クライアント管理)で、クライアント製品がWindows、Officeとなる。
米Microsoftとトヨタは、2011年4月に「マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Windows Azure」をベースとしたトヨタの次世代テレマティクス向けグローバルクラウドプラットフォームの構築に向けた戦略的提携」について基本合意しており、トヨタ社内グローバルでのITシステム構築にあたり協力関係を築いている。
今回の採用に合わせ、両社はグローバルライセンスアグリーメントを締結、トヨタはマイクロソフトの各種サーバ製品など法人企業向け中核製品を優位的・全面的に利用できるようになったほか、マイクロソフトの新製品リリース前の試作版の先行評価プログラムにも参加する。
トヨタは8月より国内でオンプレミス方式やプライベートクラウド方式にてマイクロソフト製品を導入しており、2013年前半にはクラウドとオンプレミスの連携をマイクロソフトのハイブリッドクラウド技術で実現するとしており、またマイクロソフトは、トヨタの目指す「関連会社を含むグローバル約20万ユーザーへの展開を2014年までに完了すること」を支援する。