Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

Netcraftは10月1日(米国時間)、2012年10月におけるWebサーバシェアに関する調査結果「October 2012 Web Server Survey」を公開した。10月の調査では約6億2050万のサイトからレスポンスを得ており、前月と比較して35万サイトほど増加している。7月より続いていたWebサーバ市場の減少は、10月で一端歯止めがかかった形となった。

昨年から急成長をとげていたWebサーバ市場だったが、今年の夏に入ってから減少が続いていた。Netcraftの調査によると6月の時点で約6億9700万サイトを確認しているが、9月の時点で約6億2000万サイトとなっており、この4ヵ月で7700万サイトが減少したことになる。

10月の調査ではMS IISを除く主要のWebサーバベンダすべてが市場シェアを落としている。MS IISは350万サイト増加しており、市場シェアは0.58%上昇している。その他、Apacheが-0.49%、Nginxが-0.12%、Googleが-0.10%となっており、Apacheの減少傾向が続いている。

Netcraftは10月のSSLサーバの市場調査も報告している。それによるとWebサイト全体ではApacheが市場全体の58%を支配しているが、SSLを使用した安全なサーバ市場では、Apacheが41.6%でMS IISが40.8%とほぼ互角となっているという。また、Nginxの使用もHTTPとHTTPSの市場で異なっており、HTTPでは11.8%のシェアがあるが、HTTPSではわずか2.3%だとしている。