博報堂DYグループ・ソーシャルメディア・マーケティングセンターは10月2日、グループ企業の博報堂アイ・スタジオと共同で、ソーシャルメディアを利用した企業向け商品サイト構築サービス「ソーシャルカタログ」をクラウドで提供する「ソーシャルカタログ Cloud API」の販売を開始したことを発表した。

ソーシャルカタログは、インターネット上のクチコミ情報を商品サイトに一覧表示する企業向けサービス。クチコミをもとに商品やサービスに対する消費者の関心を視覚化することで、訴求力の向上が期待できる。また、クチコミ情報の分析機能も備えており、マーケティングに活用することも可能となっている。

ソーシャルカタログは2011年10月から提供されており、今回、同サービスをクラウドで提供するソーシャルカタログ Cloud APIの提供が開始された。ソーシャルカタログ Cloud APIは、専用クラウドサーバー内にあるソーシャルカタログの基本設計プログラムと導入企業のサーバー内に構築される商品サイトをAPIで連携することができ、企業ごとにゼロからWebサイトを構築する必要がなくなる。そのためサービスの発注から納品まで、従来の約1/3の期間となる1ヵ月程度で提供できるようになるという。

ソーシャルカタログ Cloud APIのイメージ

基本設計プログラムはPC向けサイトのほか、スマートフォン向けサイトやタブレット端末向けサイトに対応しており、企業Facebookページにもソーシャルカタログを導入できる。

なお、ソーシャルカタログ Cloud APIには、運用設定や投稿内容のチェックなどが簡単に行える専用ツールが用意されている。専用ツールでは反映したくない投稿内容を非表示にすることができ、NGワードの設定も可能。また性別・地域・年齢といった投稿者の属性ごとの比較や、ソーシャルメディアごとの分析なども行える。

NGワード設定画面(一部)

投稿内容のチェック画面(一部)