EMCジャパンは10月2日、全社規模の文書管理システムの構築を可能とする「EMC Documentum D2(ドキュメンタム・デーツー)」の販売を開始したと発表した。価格は500万円(税別)~。
本製品は、文書管理システム構築の際に、カスタマイズで他の文書管理システムのようにプログラミング言語を使ってコーディングする作業が不要となり、必要な設定をするだけでユーザインタフェースや使用する機能を変更できる。そのため、本番稼動までの時間とコストを削減する。
また、ウィジェットやガジェット技術を取り込んだ新しいユーザインタフェースを提供する。部門単位、特定業務単位での文書管理のほか、利用の目的や用途に応じて機能や多様なビューをエンドユーザー自身が自由に選択できる。
例えば、Googleマップやカレンダーなど企業がすでに持っているウィジェットやガジェットなどと連携させて取り込むことも可能。
同社ではさらに、「EMC Documentum D2」をベースとして、蓄積してきた各業種の顧客のベストプラクティスを集約しパッケージ化した業種別ソリューションの開発を進めており、2013年に製薬業向けLife Scienceソリューション、ならびにエネルギー業界およびEPC(設計・調達・建設)業界向けのEPFM(プラント設計および設備管理)ソリューションの提供を予定している。