カカクコムは10月1日、購買支援サイト「価格.com」でのアンケート調査をもとに、「プロバイダ満足度ランキング2012」を発表した。ランキングは2011年9月~2012年8月のデータを集計したもので、アンケートの回答者数は1万4430人となっている。なお、満足度は5点満点で評価されている。
発表によると、光ファイバー部門では「総合」と「戸建てタイプ」の両カテゴリで「au one net」が満足度1位、「マンションタイプ」では「ぷらら」が1位となっている。また、モバイル部門では「UQ WiMAX」、ADSL部門では「So-net」がそれぞれトップになった。
同調査における平均満足度は3.10点で、昨年の3.06点からやや上昇している。また、料金に関する平均満足度は2.85点で、回線満足度の3.15点やサポート満足度の3.07点などよりも低い結果になっている。料金満足度で1位を獲得したプロバイダが総合満足度でも1位になるケースが多く、料金に対する評価が全体の満足度に大きく影響する傾向がうかがえる。
接続回線別に見てみると、光ファイバー回線は総合満足度が3.20点で、他の回線に比べて満足度が高い。一方で、「回線速度」に対する満足度が3.44点と特に高く評価されているものの、「料金」の満足度は2.79点と低めになっている。
また、ブロードバンド接続回線別シェアを見ると、モバイル回線が昨年より1.4ポイント増えて5.4%になっている。モバイル高速データ通信の対応エリアが拡大したことで利用シーンが広がり、モバイル回線のユーザー増加につながっていると推測できる。