帝国データバンクは9月27日、気象・波浪の予報事業者の収入高に関する調査結果を発表した。同調査では、2011年度に決算期を迎えた予報業務許可事業者19社を対象に、収入高のほか、当期損益、資本金、地域、設立時期などについて、2010年度と比較しながら分析を行っている。

発表によると、気象・波浪の予報事業者19社の2011年度の収入高合計は234億5775万円で、2010年度から2.9%増加している。また、2011年度の損益合計は15億8238万円で、前年度比28.1%増。なお、設立年は1990年代以降が全体の68.4%を占め、資本金は5000万円未満が全体の78.9%を占めている。

収入高のトップは、世界40都市にネットワークを築き、総合的な気象サービスを展開するウェザーニューズの98億9648万円。第2位は、235名の気象予報士を擁する日本気象協会の93億9117万円となっている。気象・波浪の予報では両社が双璧をなしており、2社で収入高合計の8割強を占めているという。

気象・波浪予報業務許可事業者 収入高上位5社(発表資料より)