スタートページとは、ウェブブラウザを起動したときに表示されるウェブページのことだが、おそらく世界でもっともシンプルなスタートページが登場した。それが『GoogleWithoutGoogle.com』だ。
GoogleWithoutGoogle.comは、Google検索ページから、Googleのロゴなど一切の文字・画像情報を排したページ。さっそく試しに使ってみた。
ページに訪れると、そこに表示されるのは点滅する入力カーソルだけ。
入力カーソルは、なにか文字を入力する箇所に表示されるもの。ここに検索したい言葉を入力する。
「Enter」キーを押して検索を実行。すると、Google検索の結果が!
ちょっと不安すら感じさせる見慣れないまっさらなウェブページから始まり、自分が操作をすることによって、いつものGoogle検索結果ページへと遷移する。ユーザーに「おや?」と思わせ心をつかむ。そしてなにも説明することなく、この一連の動きをさせ、もう一度驚きを感じさせる。アイデアはもちろん、ユーザーインタフェースの設計も秀逸だ。
また、このスタートページには、ほかにもちょっとした仕掛けが用意されている。例えば、「ESC」キーを押すと画面全体が黒に、入力カーソルが緑に変わる。
また、文字を入力し、「Shift」+「Enter」キーを押すと、Google検索結果が一位のページに遷移する。
気になるこのページの作者だが、シンプルさにこだわっているためか、GoogleWithoutGoogle.com上の情報は限られており、あまり定かではない。ページ右上隅にある「?」をマウスオーバーすると、作者の別作品へのリンクが表示されるのみ。リンク先は作者が作ったものと思われる、Google Waveライクなコラボレーションツールとなっている。