Texas Instruments(TI)は、高電力アプリケーション向けにダイナミック・ヘッドルーム制御(DHC)機能を内蔵し、最大6本のLEDストリング(複数の発光ダイオードの直列接続回路)を高効率で駆動する6チャネル内蔵LEDドライバ製品「LM3463」を発表した。
同製品は、PWM入力信号、アナログ-PWM入力制御、シリアル・インタフェースの3種類の輝度制御モードを備え、広い入力電圧を持ったLEDドライバで、街路灯、ハイベイ照明およびシーリングライトなどのLED照明における主要な制御システムの動作を簡素化することが可能だ。
また、入力電圧範囲は12V~95Vで、複数の輝度制御入力ピンを使って外付けのマイコンから管理でき、1本のストリングあたり、最大28灯のLEDを駆動させることが可能。複数の外付けNチャネルMOSFETおよびセンス抵抗を使用して、個々のLEDストリングの電流を正確に安定化できるほか、DHC機能は、LED電圧を自動的にLED電流の導通に必要な最低レベルに調整することで、システムの効率を向上させることが可能。これにより、部品点数の削減とシステム効率の向上が実現され、システムの複雑さとコストを低減できるようになるという。
なお同製品はすでに7mm角の48ピン LLPパッケージで供給中で、1000個受注時の単価は4.19ドル(参考価格)となっている。