本田財団は27日、今年の本田賞を拡散MRI(核磁気共鳴画像法)技術を確立したフランスのデニ・ルビアン博士に贈る、と発表した。授与式は11月19日に東京で開催され、ルビアン博士には賞金1,000万円が贈られる。
拡散MRIは急性脳梗塞治療に活用され、多くの人々の命を救っているほか、脳疾患、アルツハイマー病、精神障害(自閉症や統合失調症)、依存症、神経疾患患者などの脳内で起きている変化を確認できることから、新しい治療法の開発などにつながる最先端技術としてさまざまな医療、研究現場で活用されている。
ルビアン博士はフランスのニューロスピン超高磁場MRI研究センター所長で、京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター教授も兼務している。
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