アイ・エム・プレスは、月刊『アイ・エム・プレス』の連載「生活者に聞く!」において、プライベートにおけるソーシャルメディアの利用状況について調査し、その結果を発表した。同調査は、2012年8月20日~8月24日にかけて、20代~50代の男女に対して実施されたもの。サンプル数は1,200となっている。

SNSは主に「友人・知人とのコミュニケーションツール」

まず、いずれかのソーシャルメディアのアカウントを取得している、あるいは、会員登録している人に、ソーシャルメディアの利用目的を聞いたところ、「実際に面識のある友人・知人の近況を知ったり、連絡をとり合うため(40.2%)」がトップ。続いて「趣味の情報を収集したり、趣味のネットワークを広げるため(37.1%)」、「世の中のニュースやトレンドを知るため(27.3%)」、「家族・親族の近況を知ったり、連絡をとり合うため(21.8%)」などとなった。

増え続けるソーシャルメディアの利用者に向けて、FacebookページやTwitterの公式アカウントを設けて情報を受発信する体制を整えている企業も多いが、「特定の企業・団体の情報をキャッチするため」に利用している人は4.9%と決して多いとはいえない数字となった。

プライベートで、ソーシャルメディアをどのような目的で使っているか。資料:アイ・エム・プレス

Facebookの「いいね!」をする動機、そのトップは?

回答者のうち、Facebookのアカウントを取得している人は32.8%。これらのFacebookユーザーに、「いいね!」をしている企業やブランドのFacebookページがいくつあるかについて聞いたところ、「3~5(24.3%)」、「1~2(20.1%)」、「11以上(12.0%)」、「6~10(8.9%)」と続き、「(「いいね!」をしている企業やブランドはあるがその数は)わからない(11.5%)」、「ひとつもない(23.2%)」といった結果となった。

上記の結果を総合すると、 Facebookユーザーのうち4分の3以上が、なんらかの企業・ブランドのFacebookページに「いいね!」をしているという結果になった。

「いいね!」をしている企業やブランドのFacebookページはいくつあるか。資料:アイ・エム・プレス

「いいね!」をした理由としては、「「いいね!」をすると参加できるキャンペーンをやっていたから(52.6%)」がトップ、以下、「その企業・ブランドのニュースや商品情報をいちはやく知りたいから(42.4%)」、「お得な情報やクーポンがほしいから(35.4%)」などとなっていた。

TwitterとFacebook、企業運営アカウントに関しては有意な差が見られず

回答者のうちTwitterのアカウントを取得している人は32.7%。これらのTwitterユーザーに、フォローしている企業やブランドのTwitterアカウントがいくつあるかについて聞いたところ、「3~5(22.7%)」、「1~2(19.9%)」、「11以上(12.2%)」、「6~10(6.9%)」、(フォローしている企業やブランドのアカウントはあるがその数がいくつかは)「わからない(10.7%)」であり、「ひとつもない(27.6%)」。Facebookユーザーにおける、「いいね!」をしている企業・ブランドのFacebookペー ジの数の分布と、ほぼ変わらない結果となった。

「いいね!」をしている企業やブランドのTwitterページはいくつあるか。資料:アイ・エム・プレス

企業・ブランドのアカウントをフォローしている理由としては、「その企業・ブランドのニュースや商品情報をいちはやく知りたいから(53.9%)」でトップ、以下、「フォローすると参加できるキャンペーンをやっていたから(45.4%)」、「お得な情報やクーポンがほしいから(39.4%)」など、Facebookとほぼ同様の結果となっている。