国際協力銀行(以下、JBIC)は9月27日、JX日鉱日石開発(以下、JX開発)と丸紅の子会社Merlin Petroleum Companyとの間で融資金額9300万米ドル限度(JBIC分)の貸付契約を締結したと発表した。同融資は三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行との協調融資によるもので、JBICの「円高対応緊急ファシリティ」にかかっている。
この案件は、パプアニューギニアにおいてJX開発と丸紅が、エクソンモービル、パプアニューギニア法人オイルサーチ、豪州法人サントスなどと共同でガス田の開発、パイプラインの敷設、液化プラントの建設などを通じ、主に年間660万トンの液化天然ガス(LNG)を生産するPNG LNGプロジェクトの開発資金を融資するというもの。
生産されるLNGのうち、約5割が日本向けに供給される予定。