米Googleは9月26日、米オクラホマにあるデータセンターで再生可能エネルギーの利用を拡大し、地元の公益サービス事業者と風力発電の利用について契約を交わしたことを発表した。新たに調達する風力発電による電力を合わせると、同施設が利用する再生可能エネルギーの合計は260メガワット以上になるという。

オクラホマのデータセンターはGoogleが2011年にオープンしたもの。当初からオクラホマの電力サービス機関であるGrand River Dam Authority (GRDA)と協力し、再生エネルギーの調達を進めてきた。

今回、GRDAの提案によりオクラホマ西部の風力発電プロジェクトCanadian Hills Windから48メガワットの風力発電エネルギーの調達を決定した。Googleによると、これまでの電力販売契約(PPA;Power Purchase Agreement)では直接風力発電施設と契約していたが、今回初めて公益サービス事業者と提携して再生可能エネルギーを調達するという。これにより、同データセンターで利用する再生可能なエネルギーは契約上260メガワット以上になると報告している。

GRDAとGoogleによると、Canadian Hills Windプロジェクトは2012年中にオンラインになる予定という。

Googleは「カーボンニュートラルにコミットする」という目標を2007年に掲げており、今回の契約はそれに沿うものとなる。