モリサワは、同社モノクロオンデマンド印刷機「RISAPRESS 95」の後継機で、解像度や省電力性などをさらに高めた新機種「RISAPRESS 95HR」の販売を開始した。
本製品は、商業印刷から企業内印刷まで幅広い分野のプロダクションプリントをターゲットとしたモノクロデジタル印刷システム。リアル1,200dpiという高解像度での出力処理が可能で、原稿データの中で使用されている小さな文字や白抜き文字、情報量の多い表やグラフなども忠実に再現可能となっている。
また、従来機同様にA4(ヨコ)で毎分95枚の高速出力を実現するとともに、用紙坪量40g/平方メートルの薄紙から350g/平方メートルの厚紙までに対応するなど、用紙対応幅を広げた。
さらに、書込み部には上位機種で実績のあるLEDプリントヘッドを採用するなど本体の省電力化を進めた結果、従来機「RISAPRESS 95」と比べ約20%の消費電力の削減を達成。また、本体フレームと部品個々の剛性の最適化により、本体の堅牢性と耐久性の向上を実現している。このほか消耗部品のロングライフ化を図り、部品交換の頻度低減による作業効率向上も図った。標準システムの販売価格は675万5,175円。