宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は9月26日、H-IIBロケット3号機の打ち上げ成功を踏まえ、「H-IIA能力向上型(H-IIBロケット)開発及び打上げサービス事業の実施に係る基本協定」に基づき、今後の同ロケット打ち上げを三菱重工業(以下、MHI)による打ち上げ輸送サービスにて実施していくと発表した。
今回の合意により、今後H-IIBロケットを用いて打ち上げを行う場合、JAXAはMHIから打ち上げ輸送サービスを調達することとなるが、安全確認業務、地上安全確保業務、飛行安全確認業務等の安全確保に関する業務や飛行データの取得についてはH-IIAロケットと同様にJAXAが実施することになる。
JAXAは、コストの低減や品質向上、国際競争力の確保などを目的として民間のサービスへの移行を行ったとしている。