Cypress Semiconductorは、FRAM(強誘電体メモリ)ベンダであるRamtron Internationalのすべての発行済み株式株式を1株当たり3.10ドルの現金で買い取る合弁契約を9月19日(米国時間)に締結したことを発表した。

買収総額は約1億980ドル(継承債務およびオプションを除き、Cypressがすでに取得済みの株式を含む額)で、この総額はRamtronへの買収提案を行った2012年6月11日の前日の1株当たりの終値1.81ドルに71%のプレミアムを付けた額となる。具体的な買収の方法は、発行済み普通株式に対する公開買い付けとして行われ、Cypressでは、両社間で合意済みの合弁要件にしたがい、現在進行中の公開買い付けを修正し、買い付け価格の3.10ドルへの引き上げおよび買い付け期間の延長を実施することとなる。

なお、今回の契約に関し、両社の取締役会を承認済みで、Ramtronの取締役会は、自社株主にCypressによる買い付け価格の引き上げに応じるよう推奨している。今回の取引は慣習的な完了条件に従い年内に完了する見込みである。