日立ソリューションズは9月25日、「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」の新バージョンとなる「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション V4」の発売を、9月26日から開始すると発表した。

これまでのバージョンでは、ファイルサーバの5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)のうち「整理」から「清潔」に対応していたが、新バージョンでは、ファイルサーバの使用状況に関する定例のレポートをメール配信する機能を追加し、ユーザーにファイル管理の「躾」を追加し、5Sをワンストップに実現。

5S 内容 MEANSでの実現
整理 必要と不要なものを整理し、取捨選択する 未使用期間や保管期間などの条件で不要なファイルの候補を選出し、ユーザーに削除を促す
整頓 ファイルを容易に探し出せるように整えて配置し、収納しておく ファイルサーバ内のフォルダ構造とは別に、検索機能を用いて整頓された分類(ビュー)を作成する
清掃 仕事によって生じた、ちり・ほこり・ごみを片付ける メール添付した圧縮ファイル、念のためのコピー等、一時利用のファイルや業務に関係のないファイルを削除する
清潔 整理、清掃を継続できる 削除予定のファイル数や容量を表示し、整理、清掃の状況を管理者やユーザーが常に画面上で確認できる
決められたルールと手順を正しく守る習慣をつける 条件定義された不要なファイルの保管状況レポートを定期的にメール配信し、整理、清掃を習慣化する

追加された「躾」は、条件定義された不要なファイルの保管状況レポートを定期的にメール配信し、整理、清掃を習慣化する。

また、新バージョンでは、3,000万ファイルの大規模ファイルサーバに対応するライセンスを追加するほか、サーバのアクセスログを解析し、ユーザーの実際の操作履歴に変換し整理することでログ監査を行う「ALog ConVerter」と連携する「MEANSアクセスログ連携オプション」を提供する。これにより、サーバ内のファイルのインデックス収集時間を短縮することが可能となった。

連携イメージ

価格は、「MEANSファイルサーバスリム化ソリューションV4」の200万ファイルまでが115万5,000円、400万ファイルまでが210万円、1,000万ファイルまでが315万円、大規模ライセンス(3,000万ファイルまで)が525万円、「MEANSアクセスログ連携オプション」が52万5,000円から、「ALog ConVerter」が102万9,000円から。