埼玉県北本市は9月24日、人工知能技術「Jackalope Engine」を活用したサイトナビゲーターをリリースしたと発表した。同市では、北本市のご当地キャラ「とまちゃん」に人工知能技術を実装することで、ホームページを通じての地域活性化やユニバーサルな情報環境作りを目指す。

北本市のWeb

同サイトナビゲーターは、富士ゼロックスシステムサービスが構築したもので、主な特徴として、会話形式でホームページ内の情報収集が可能。富士ゼロックスシステムサービスでは、同社初の試みとして、コンサルティングから制作、クラウド環境の整備までを含め約4カ月間で構築した。同社によれば、人工知能技術の活用は自治体として初だという。

人工知能の学習機能を活用し、取り組みや地域情報を積極的に発信できるほか、ご当地キャラと双方向コミュニケーションを楽しむことができる。

そのほか、会話文での丁寧な案内、コンピューター操作が苦手な人でも利用が可能だという。

同市では、「とまちゃん」を通じて自治体内の名産品やイベントなどを積極的に発信し地域の活性化を図り、住民はパソコン、スマートフォンなどで「とまちゃん」との会話を通じて、市役所への電話やキーワード検索などをしなくても知りたい情報を得ることが可能になるとしている。