東日本大地震被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」は、アーティスト・高谷史郎氏による映像作品「chrono」を発表した。

kizunaworld project #24「chrono」のバナー

「kizunaworld.org」は、東日本大震災の被災地を長期的に支援するために、坂本龍一氏と平野友康氏が発起人となり立ち上げたプロジェクト。プロジェクトの趣旨に賛同した国内・海外アーティストから作品を提供してもらい、各作品を通して寄付を広く募ることで支援の輪を広げている。

今回発表された「chrono」は、高谷氏が夜明けから日没までの空をデジタルカメラで撮影し、その約2万枚の写真を編集して制作されたという。作品では、「『時間』には、国境と同じように、本来はそれを分けるラインなど存在しない」ということが、神秘的な空の表情によって表現されている。なお、本作品の音楽は坂本氏が手掛けており、両氏のコラボレーションも見どころとなっている。