ネクスウェイとドリーム・アーツは9月19日、多店舗運営支援クラウドサービス「店舗matic(テンポマティック)」の最新版の提供を開始した。
最新版では、既に使用している約40社3,000店舗のチェーンストア企業からの要望をもとに、「コミュニケーションレポート機能」を強化し、合計48点の機能拡張を行った。この機能強化により、本部店舗間で行われている報告や業務指示などのコミュニケーション業務の全体像を容易に把握できることとなり、本部店舗間のコミュニケーション業務の改善計画、実行、モニタリングを通して、店舗での接客時間を拡大させることで店舗での売上拡大を支援する。
たとえば、家電量販店では、本部営業部からは「明日までに現状報告」、商品部からは「金曜日までに作業実施」、管理部からは「金曜日に定例報告」などといった別々の指示が飛び、本部の各部署から店舗に対して指示が重なったり、短納期な指示がなされたりしていたが、今回強化された機能により、店舗運営部が、本部他部署から店舗への指示を曜日、発信部署、納期などで簡単に把握できる。そのため、店舗運営部は必要に応じて本部他部署への調整や指示を迅速に行うことができ、店舗の作業負荷を改善することができる。
「店舗matic」導入前、導入後 |
サービスの利用にかかる初期費用は無料(オプションサービス無しの場合)。月額のサービス利用料は店舗数により異なり、500店舗の場合は1店舗あたり4,000円(税別)。今回の新機能の追加によるサービス利用料の変更はなく、この機能の利用に伴う追加料金も発生しない。
なお、同サービスにおける両社の役割分担について、ドリーム・アーツがシステムの開発と運用を行い、ネクスウェイがサービスの提供・販売や、顧客への導入支援、導入後のサポート、改善提案を実施する。